コンセプト

妥協しない竿作り。

バンブーロッド製作はそれ自体難しいものではありません。竹を割って削って張り合わせ、フェルール、ガイド、グリップ、リールシートを取り付ければ出来上がり。最短、3日あれば作れてしまうでしょう。物作りであれば生産効率向上を追求するのは当たり前?確かに安くて良いものをお客様に提供するためには必要です。しかし、生産性を追求すると、どうしてもクオリティとのバーターになってしまいます。当EVER ROD ind.もモーター駆動のラフカッターを使用していますが作業スピードアップのためではなく、正確な三角形断面を削りだすためです。最高のクオリティを求めて出来る事は全てやる、この意気込みをもって製作に取り組んでいます。


一本一本じっくり時間をかけて。

トンキンの丸竹のカットから始めて当EVER ROD ind.ではロッドの完成まで一ヶ月をかけています。専業メーカーでどうしてそんなに掛かるの?と思われますが例えばスプリットの接着後、養生時間として接着剤メーカーは48時間を指定しています。当EVER ROD ind.ではさらに1.5倍の72時間以上を取っています。バーニッシュにしても厚くかければ一回で済むところをごく薄く5回行います。これもバーニッシュ後のインターバルを24時間以上かけて強く綺麗な塗膜を求めてのこと。とにかく急いで作業をすると失敗するということを、いやというほど経験しました。一つの失敗でそれはもう商品として出すことは出来ません。充分以上の時間をかけるのもこだわりと思って下さい。


六角ではなく五角。

ペイン、レナードをはじめ、かつては多くのプロダクションメーカーがバンブーロッドを生産していました。それらのメーカーが生産した竿はほぼ全て6角バンブーロッドでした。フライロッドの歴史もありますがメーカーが六角を採用した理由の一つは作りやすさ、生産性だと想像します。4角ロッドや5角ロッドもありましたがいずれも少量生産の個人メーカーでした。当EVER ROD ind.もワンマンオペレーターの5角ロッドメーカーです。